滋賀県の世界遺産「天台宗総本山 比叡山延暦寺(ひえいざん えんりゃくじ)」(GoogleMap)へ初参拝して来ました!
比叡山は滋賀県と京都府にまたがる山で、
比叡山一帯に在る寺院群の総称を「延暦寺」と言います。
この記事では「延暦寺」の西塔エリアをご紹介します☺
「比叡山延暦寺」は、それはそれは とても広大な土地(山)に寺院が広がっていて、
比叡山の山頂付近に広がる 東塔・西塔・横川 の3つのエリアがメインとされています。
その 東塔・西塔・横川 のエリアだけは、
各お堂を参拝するのに、共通の「延暦寺諸堂巡拝券」が必要となっています。
(その日の日付が印字された延暦寺諸堂巡拝券を1人1枚持っていれば 東塔・西塔・横川 を自由に見て回れます)
比良比叡トレイル・京都一周トレイル・東海自然歩道 など、
登山道が敷地内を通っていたりするのですが、
登山客が敷地内を通過する分には、巡拝券を購入する必要はありません。
が、各関所で「券持ってますか?」と聞かれるので「登山利用です」と答えます。
西塔エリア
西塔は本堂にあたる「釈迦堂」を中心とするエリアです。
今回、初の「比叡山延暦寺」は、東塔エリア・西塔エリアへ参拝することができました。
横川エリア・無動寺谷エリアへは時間が足りず、、、😭
「比叡山延暦寺」へ行かれる方は、朝イチで行って、かなりサクサク回るか、
行きたいところだけを しぼって行くか、2日に分けて行かれるのがオススメです。
西塔エリアへ行くには滋賀県と京都府それぞれから、
登山道・ケーブルカー・車道(奥比叡・比叡山ドライブウェイ)があり、
山頂付近ではバスが巡行しています。
今回、筆者がまわった、表参道(比良比叡トレイル本坂コース)(登山道)→ 比叡山延暦寺 → 坂本ケーブル 、の登拝ルートは、別記事で順番にピックアップしています。
良ければ合わせてご覧ください。
この記事では、西塔エリアへ。
東塔エリアから西塔エリアへ向かう道中、
このまま真っ直ぐ進むと東海自然歩道から比叡山 山頂へ行くことができます。
奥比叡ドライブウェイに架かる橋を渡ると西塔エリアです。
それでは行きましょう!
山王院堂
橋を渡ると正面に小高い丘があり、こちらのお堂がありました。
「山王院堂」は、詳しくは「法華鎮護山王院」といいます。
御本尊は、千手観音さまです。
西塔エリア
比叡山は古くから寺領として森林が保護され、殺生が禁止されていたので、
たくさんの鳥類が住み着いているそうです☺
とくに初夏は、ホトトギス・カッコウ・オオルリ・サンコウチョウなど、
数多くの鳥のさえずりでにぎわう、と案内看板がありました。
山なので、避暑地としても良いですし(標高848mですが)狙い目は夏ですね!
受付所で貰った地図によると、ここからが西塔エリアのようです。
ゆるくて長~い階段を下ります。
浄土院
階段を下ったところに立派な門構えの「浄土院」がありました。
正面からは、見ることはできますが立ち入り禁止のようです。
扉が美しかったです☺
順路に沿って次へ行こうと、道を進むと、
正面の門の壁づたい(左側)に参拝者入口がありました。
正面からではなく、こちらの参拝者入口から中に入ることができました。
伝教大師御廟です。
敷地内にもうひとつ建物がありました。
こちら(下の写真)は何でしょうか、、、歴史的建築物好き(知識皆無😂)には最高の場所でした!
さて、道に戻って進みます。
「浄土院」の隅(塀の外)に手水鉢がありました。
「比叡山延暦寺」では、手水所ポイントはレアです👍
椿堂
道なりに進むと、西塔エリアの中心へ行くことができますが、
道の脇に下へ降りる階段があったので行ってみました。
「椿堂」に続いている階段です。
夕方の「椿堂」敷地内は、光が遮られて陰になっていましたが、
お堂の周りにたくさん植わっている椿の樹がタイミング良く満開で、
暗い、怖い、ヒュ~ドロドロ~な印象はありませんでした。
むしろ、ここ良いな~♪と思える、居心地の良い空間でした☺
ちなみに時刻は 15:30 前後です😇
御本尊は、千手観世菩薩さまです。
「椿堂」の名前の由来は、お堂の周りを囲むように椿の樹があるから、ではなく、
昔、聖徳太子が比叡山に登られた時に使われた椿の枝をこの地にさしておかれたところ、
その椿が芽を出して大きく育ったという因縁から、だそうです。
現在は、椿の樹がたくさん植わっていますが、
中でも(多分これですよね😂)小鐘の横に植わっている椿の樹が立派でした!
お堂の右側から山道を通って「釈迦堂」へ抜けることができました。
箕淵弁財天
先ほどの道に戻りまして、、、
道なりに進むと「箕淵弁財天」がありました。
鳥居より中へは入っていませんが、綺麗で凛とした雰囲気でした。
道なりに進むと(下の写真 左)石垣があり、上は開けた場所になっています。
「親鸞聖人修行の地」という石碑がありました。
手前の小さな建物は「延暦寺諸堂巡拝券」を購入することができる受付所です。
他のエリアで購入済みの方は、ここでチェックがあります(見せるだけ)
にない堂(常行堂・法華堂)
「常行堂」と「法華堂」です。
対で作られているため、両方で「にない堂」と呼ばれています。
「常行堂」の御本尊は、阿弥陀如来さまです。
90日間お堂にこもって、お念仏を唱えながら阿弥陀さまの周囲をまわり続ける
常行三昧(四種三昧)という修行が行われるお堂です。
「法華堂」の御本尊は、普賢菩薩さまです。
普賢菩薩さまの周囲をお念仏を唱えながらまわったり、座禅をしたり、
半行半座を21日間お堂にこもって繰り返す法華三昧という修行が行われるお堂です。
「にない堂」は通常非公開です。
たまに座禅体験(有料)が開催されていますので、
内部や座禅に興味がある方は、是非タイミングを狙って参加されてみてください。
「にない堂」の間を通って「釈迦堂」へ行くことができます。
西塔政所
「にない堂」を越え「釈迦堂」へ続く階段の参道の途中に「西塔政所」があります。
関係者以外立ち入り禁止でした。
恵亮堂
「恵亮堂」は「西塔政所」と階段の参道を挟んで反対側です。
「円戒国師寿塔」(寿塔=生前に予め造ったお墓)があります。
釈迦堂
西塔エリアの中心にあたる本堂です。
「釈迦堂」の御本尊は、お堂の名前の通り、釈迦如来さまです。
西塔エリアでは唯一、御朱印と御守りなどがいただけるお堂です。
お堂の中も、外も、とても広々とした場所でした。
西塔エリアは全体的に、人里離れたような静かさと、自然の美しさが際立った空間でした。
情報が溢れた現代社会に疲れた人におすすめです。
分岐点
「釈迦堂」の右側から居士林・横川エリアへ抜ける道があります。
しかし、ここでタイムアップです😭
時刻は 16:00 、東塔エリアへ引き返します。
西塔エリアには、比叡山 山内で唯一、織田信長の焼き討ちを逃れた
室町後期 建築といわれている「瑠璃堂」があります。
他にも まだまだある西塔エリアの見どころが、、、見たかった😭
横川エリアも見どころ満載でしょうから、
「次回」参拝できる日を楽しみに、戻ります!
ヒィ! 西塔エリアから東塔エリアへ繋がる参道が修行😂
「比叡山延暦寺」へ参拝される方は、記事の初めにも書きましたが、、、
朝イチで行って、かなりサクサク回るか(シャトルバスもしくは車利用がラクです)
行きたいところだけを しぼって行くか、2日に分けて行かれるのがオススメです👍
「比叡山延暦寺」の他エリアは、順に別記事でピックアップしています。
良ければ合わせてご覧ください。
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ここまで読んでくださってありがとうございました!
長旅お疲れ様でした!
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